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サメ (アブラツノザメ)

サメ (アブラツノザメ)

サメ (アブラツノザメ)

サメ (アブラツノザメ)

サメ (アブラツノザメ)

学名

Squalus acanthias

青森県での生産量等

漁獲量 474トン
(出典: 令和5年 青森県海面漁業調査)
主な生産地: 大間町,八戸市,外ヶ浜町

栄養成分

可食部 100 g当たり (生)
[アブラツノザメ] エネルギー 138 kcal,水分 72.4 g,タンパク質 16.8 g,脂質 9.4 g,炭水化物 微量,灰分 1.4 g
(出典: 日本食品標準成分表 (八訂) 増補2023年)

特性

アブラツノザメはツノザメ科ツノザメ属で、世界の温帯から寒帯までの浅海魚場に生息し、重要な食用水産物です。日本では日本海以北、太平洋側では千葉県以北の水深70~150 mに生息しています。
青森県周辺では、縄文時代からサメを食していたことが遺跡などから知られています。青森県近海で捕れる代表的なサメはアブラツノザメです。 現在は、刺し身,「スクメ」料理,煮付け,焼きザメ,ちくわ,おでん,そばなどに加工されています。

アブラツノザメの頭部軟骨や体内組織には、保水性と潤滑性を与えるコンドロイチンやコラーゲン等が含まれています。軟骨由来のコンドロイチンは健康食品の素材として広く利用され、皮由来のコラーゲンは食品用や化粧品用に多用されています。
また、肝油は古くから健康維持の食材として親しまれており、各種ビタミン,保水性のあるスクワレン,生活習慣病予防に役立つEPAなどが多く含まれています。

主な機能

体内結合組織の保水性・潤滑性・弾力性の寄与,関節や靭帯の弾力・円滑性への寄与などが期待されます

機能性成分

コンドロイチン,コンドロイチン硫酸

コンドロイチン (コンドロイチン硫酸を含む) は多糖類で、動物体内ではタンパク質と結合したプロテオグリカンとして存在しています。特に、サメの軟骨や皮膚組織に多く含まれ、水分を吸着保持する機能があり、健康食品や化粧品素材として利用されています。

コラーゲン

コラーゲンはタンパク質※1の一種で、組織の構成に必要なため、肌のハリ,ツヤ,潤い等に影響します。加齢とともに真皮層でのコラーゲン生成能力は低下することが分かっています。
サメの皮に多く含まれるコラーゲンは、人間の肌の真皮層と同質のコラーゲンであるといわれています。溶解度が高く、コラーゲン分解酵素による分解速度が哺乳動物に比べて4倍速いことから、吸収性が良いことが特徴です。保水力も豚コラーゲンの6.5倍あることが分かっています。
※1: タンパク質は五大栄養素の1つで、筋肉,内臓,皮膚,爪,毛髪など人の身体を作るのに欠かせない栄養素で、数百個以上のアミノ酸が結合してできた高分子化合物です。

スクワレン

スクワレンはサメ肝臓に含まれる油 (肝油) の成分です。市販スクワレンのほとんどはサメ肝油から抽出されたもので、健康食品や化粧品素材として利用されています。
血流の改善,血液の浄化に役立ち、抗酸化作用や健康増進に効果的な働きをするといわれています。

カルシウム

カルシウムはミネラル※2の1つで、骨や歯の形成に必要な栄養素です。不足すると骨粗鬆症のリスクが高まります。カルシウムの吸収率は食品によって異なり、また他の栄養素等によって影響を受けます。
※2: ミネラルは、五大栄養素の1つで、骨や歯など身体の構成成分になるとともに、体の調子を整える働きがあります。「無機質」ともいいます。栄養素として必須のミネラルは13種類あり、食事摂取基準ではナトリウム,カリウム,カルシウム,マグネシウム,リンが多量ミネラル、鉄,亜鉛,銅,マンガン,ヨウ素,セレン,クロム,モリブデンが微量ミネラルと定められています。

利活用、応用の方法、用途など

サメ軟骨は、創傷治癒促進や非腫瘍性の慢性炎症性疾患の治療のための補完代替医療として1949年頃から使用され、現在でも軟骨成分を補うサプリメントなどが作られています。近年、サメ軟骨が抗腫瘍効果等を有することも研究報告されています。

研究機関

国立大学法人弘前大学 弘前大学研究・イノベーション推進機構
青森県弘前市文京町1
TEL:0172-39-3911
地方独立行政法人 青森県産業技術センター 食品総合研究所
〒031-0831 八戸市築港街2丁目10
TEL:0178-33-1347FAX:0178-33-0321

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