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かき (柿)

カキ (妙丹柿)

カキ (妙丹柿)

学名

Diospyros kaki Thunb

青森県での生産量等

収穫量 257 トン
(出典: 農林水産省 令和2年産 作物統計調査)

栄養成分

可食部 100 g当たり (生)
エネルギー 63 kcal,水分 83.1 g,タンパク質 0.4 g,脂質 0.2 g,炭水化物 15.9 g,食物繊維総量 1.6 g,灰分 0.4 g
(出典: 日本食品標準成分表 (八訂) 増補2023年)

特性

青森県南部地方で昔から栽培されていた柿は、「南部柿」と呼ばれる「妙丹柿」です。長宝珠形をした小形の渋柿で、高さ5~6 cm、重さ70~80 gと小さく、種がほとんどできません。小粒ながら味が濃厚で、干し柿用として人気があります。果樹園芸学上巻 (菊池秋雄著, 1948年) に、「三戸郡の妙丹は200年前後の老木も少なくない」と記述されていることから、妙丹柿は250年以上前から栽培されていると考えられています。
妙丹柿は脱渋しても食べられますが、むしろ干し柿づくりに向いています。竹串に刺して吊す独特の方法で、もともと味が濃厚な妙丹柿をじっくり自然乾燥させるので、やさしく深みがあるおいしさです。

機能性成分

タンニン

タンニンは、タンパク質,アルカロイド,金属イオンと結合し、難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称です。ポリフェノール類の一種で、ガロタンニンなど加水分解されてポリフェノール成分が生成する加水分解型と、プロシアニジンなどの縮合型があります。粘膜のタンパク質を収斂するので渋味を感じさせます。
柿のタンニンには、抗炎症効果,制菌効果,血糖上昇抑制効果があることから、あせも,しっしん,ただれ,かぶれ対策として入浴剤などの素材として用いられています。また、飲酒前に柿を食べると、アルコールの吸収を抑え、早期に血中アルコールとアセトアルデヒド濃度が低減することが確認されています。

β-クリプトキサンチン

β-クリプトキサンチンは、温州みかんなどに含まれるオレンジ色の色素で、柿の果皮や果肉に多く含まれます。体内で分解されるとレチノールが生成するので、プロビタミンAとして働きます。骨粗鬆症予防効果,糖尿病の進行抑制効果,美肌効果が注目されています。

ビタミンC

ビタミンCはプロリンを水酸化することでコラーゲンの生成に関わっており、皮膚や粘膜の健康維持に必要な水溶性のビタミンです。したがって、ビタミンCが欠乏するとコラーゲン生成が減少して組織が脆くなり、出血しやすくなります (壊血病)。また、抗酸化作用があります。
※: ビタミンは体の調子を整えるのに欠かせない栄養素で、13種類あり、それぞれ体内での働きが異なります。これらは各ビタミンの定められた量を含んでいれば、栄養機能食品として表示することができます。

利活用、応用の方法、用途など

果実は、生食や干し柿,和え物,天ぷらとして食されています。加工品としては、柿酢,シロップ漬け,羊羹,柿ワインなどがあり、葉はお茶や柿の葉すしにも利用されています。

研究機関

国立大学法人弘前大学 弘前大学研究・イノベーション推進機構
青森県弘前市文京町1
TEL:0172-39-3911

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