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モズク(イシモズク)

イシモズク

イシモズク

学名

Sphaerotrichia divaricata

青森県での生産量等

主な産地:西津軽沿岸(深浦町、今別町、鯵ヶ沢町)、下北半島沿岸(佐井町、大間町)

栄養成分

可食部100gあたり(塩蔵)
エネルギー 4Kcal 水分 97.7g 炭水化物 1.4g 、食物繊維総量 1.4g、脂質 0.1g タンパク質 0.2g 灰分 0.6g
(出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)

特性

青森で収穫されるイシモズクは、沖縄で収穫されるオキナワモズク(Cladosiphon okamuranus)とは学名が異なり、形は似ていますが違う種です。
藻体が比較的しっかりとして硬く、オキナワモズクと比較すると、程よい食感があることが特徴です。
岩礁や石に付着し成長していくことが名前の由来とされています。
7月ごろが盛漁期で旬ですが、塩蔵や冷凍物も流通しており、通年で美味しく頂けます。

主な機能

腸内環境の改善、抗酸化機能、抗肥満、抗糖尿作用

機能性成分

食物繊維

食物繊維は、ほとんど消化吸収されないので、体を構成する成分やエネルギーにはなりませんが、便通の改善、腸内の有害物質やコレステロールなどの排出を促進し、腸内細菌叢を改善等の働きがあることから、第6の栄養素ともいわれています。
もずくに含まれる食物繊維は、腸内環境の改善に役立ちます。

フコキサンチン

フコキサンチンは褐藻類に含まれているカロテノイドです。がん細胞のアポトーシス誘導効果や抗炎症作用、抗酸化作用等が報告されています。また、脂肪の燃焼を促し内臓脂肪を減少させる作用により、抗肥満や抗糖尿病作用が明らかになっています。

利活用、応用の方法、用途など

酢の物、汁物の具、サラダ

研究機関

弘前大学 農学生命科学部 前多隼人
弘前大学農学生命科学部
hayatosp@hirosaki-u.ac.jp

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