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カワラケツメイ

焙煎したカワラケツメイ

焙煎したカワラケツメイ

カワラケツメイ の黄色い花と鞘

カワラケツメイ の黄色い花と鞘

栽培しているカワラケツメイ

栽培しているカワラケツメイ

学名

Cassia mimosoides

青森県での生産量等

不明

栄養成分

可食部 100 g当たり (乾燥)
エネルギー 167 kcal,水分 7.5 g,たんぱく質 10.8 g,脂質 2.4 g,炭水化物 25.6 g,食物繊維総量 53.7 g (分析値)

特性

カワラケツメイはマメ科カワラケツメイ属の一年草で、本州,四国,九州,朝鮮半島,中国東北部の河原などに群生しています。
地上部を乾燥し、刻み、軽く煎じたものを番茶のように少し煮たてて飲みます。これを弘法茶あるいは浜茶といい、お茶の代わりとして古くから飲用されていました。青森県では、藩政時代に北前船で野辺地町に伝来したといわれ、昔から作られていました。特に、豪商の旦那衆がカワラケツメイの茶粥を好んで食べており、肝臓や胃腸に効くと薬膳的に愛飲されてきたようです。 また、民間伝承的にも利尿,強壮,緩化作用があるといわれています
独特の甘みと風味があります。この甘さは糖分ではなく、焙煎により風味が強まるためであることが明らかになっています。
6月上旬に種を蒔くと8月に黄色の花が咲き、40~60 cm まで成長した9月頃に収穫します。水洗後、陰干しで乾燥させて使用します。茶に用いる場合は焙煎するのが一般的です。
青森県は数百キロ生産した時期もありますが、いまは非常に少量です。

主な機能

食物繊維の機能性、リパーゼ阻害作用が期待されます。

機能性成分

■フラボノイド

フラボノイドは植物に含まれるC6-C3-C6化合物の一群を指し、ポリフェノール類の一種です。抗酸化作用をもつものが多く、LDLの酸化防止や降圧作用,糖代謝酵素阻害作用など生活習慣病の発症リスク低下に役立つと考えられている化合物も多いです。
カワラケツメイにはルテオリンのほか、いくつかのフラボノイドが含まれており、リパーゼ阻害活性を有することが報告されています。

■ルテオリン

フラボノイドの一種で、フラボンに分類されます。化学構造的にはケルセチンのC環3位の水酸基が取れたものです。植物に広く分布し、約300種の植物にアグリコンや配糖体の形で存在します。配糖体としてはルテオリン7-O-グルコシドやルテオリン8-C-グルコシド (オリエンチン) などがあります。
動物実験では、食事誘発性の肥満やインスリン抵抗性を改善することが報告されています。これは、マスト細胞由来のサイトカインへの作用や、肝臓や脂肪組織での脂肪酸代謝への影響によると考えられています。

■食物繊維

食物繊維はほとんど消化吸収されないので、体の構成成分やエネルギーにはなりませんが、腸内の有害物質やコレステロールなどの排出を促し、便通をよくする働きがあることから、第6の栄養素ともいわれています。
乾燥カワラケツメイは50%以上を食物繊維が占めます。これは食品全体で9番目に多い含量です。

利活用、応用の方法、用途など

焙煎したカワラケツメイをパックにしたお茶が一般的な利用法です。お茶を使った茶粥があり、煮出したエキスや乾燥粉末を利用することも可能です。これまでに、プリン,シェイク,乾麺やソーセージなどが作られました。
また、独特の甘みから、風味改良材としても利用されています。

研究機関

国立大学法人弘前大学 弘前大学研究・イノベーション推進機構
青森県弘前市文京町1
TEL:0172-39-3911

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