学名
Solanum lycopersicum
青森県での生産量等
収穫量 19,000トン
(出典:農林水産省 野菜生産出荷統計 第1報 令和6年産指定野菜 (春野菜、夏秋野菜等) の作付面積、収穫量及び出荷量)
うちミニトマト 3,160トン
※令和3年産野菜生産出荷統計では19,200トン (うちミニトマト3,330トン,加工用665トン)
主な生産地:五所川原市,三戸町,七戸町
栄養成分
可食部 100 g当たり (生)
エネルギー 20 kcal,水分 94.0 g,タンパク質 0.7 g,脂質 0.1 g,炭水化物 4.7 g,食物繊維総量 1.0 g,灰分 0.5 g,カリウム 210 mg,ビタミンC 15 mg
(出典: 日本食品標準成分表 (八訂) 増補2023年)
特性
南米熱帯地方を原産地とするナス科ナス属の作物で、果実は緑黄色野菜として食されています。
野菜の中では品種数が非常に多く、生食用や加工用などの用途、果実の色、大きさ (30 gのミニトマトから200 g程度の大玉まで) などによって多様な品種が栽培されています。生食用のトマトはほとんどがピンク系の果肉で、加工用は赤系が多いです。
青森県のトマトは夏の生産が中心で、初夏の時期から秋 (7月~11月) にかけて多く出荷されます。
トマトのうま味はグルタミン酸です。
クエン酸,ビタミンC,リコペン,γ-アミノ酪酸が多いですが、品種や栽培方法によって含有量は異なります。一般的に赤系の品種はリコペン含有量が多く、黄色やオレンジの品種はシスリコペンやβ-カロテンが多いといわれています。青森県の主力品種は「桃太郎」でピンク系ですが、そのほかにも様々な品種で改良・育成が行われています。
また、紫系の品種はアントシアニンが多いといわれています。
主な機能
抗酸化作用,血圧降下作用が期待されます
機能性成分
リコペン
リコペンはカロテノイド類の赤色色素で、抗酸化作用があります。トマトはリコペンの含有量が多いことが分かっています。
リコペン (C40H56) は炭素と水素のみで構成されるカロテノイドで、βカロテン (プロビタミンA) とは末端構造が異なっており、ビタミンA様物質には変換されません。
ビタミンC (アスコルビン酸)
ビタミンC はプロリンを水酸化することでコラーゲンの生成に関わっており、皮膚や粘膜の健康維持に必要な水溶性のビタミン※1です。したがって、ビタミンCが欠乏するとコラーゲン生成が減少して組織が脆くなり、出血しやすくなります (壊血病)。また、抗酸化作用があります。
※1: ビタミンは体の調子を整えるのに欠かせない栄養素で、13種類あり、それぞれ体内での働きが異なります。これらは各ビタミンの定められた量を含んでいれば、栄養機能食品として表示することができます。
γ-アミノ酪酸 (GABA)
γ-アミノ酪酸はグルタミン酸から生成するアミノ酸※2で、神経伝達物質です。興奮の抑制、不安状態を緩和する作用があるほか、ノルアドレナリン放出を抑制することで血圧の低下をもたらすと考えられています。
GABA高含有トマトの品種育成も行われています。
※2: アミノ酸はタンパク質を構成する最小単位であるほか、体内での代謝やエネルギー生産など身体の機能に深く関わり、遊離した状態では食品の味にも関与しています。
カリウム
カリウムはミネラル※3の1つで、主に細胞内に分布し、神経伝達などで重要な役割を果たしています。また、塩分の摂りすぎはナトリウム過剰を招き、体内の水分量を増やすため高血圧の原因の1つとされていますが、カリウムはナトリウムの排泄を促すことから、カリウムは高血圧の予防に有益です。カリウムの1日の摂取量は3.5 gが望ましいとされています。
トマトには多量のカリウムが含まれていることから、カリウムとナトリウムのバランスが改善され、血圧降下作用が期待されます。
※3: ミネラルは、五大栄養素の1つで、骨や歯など身体の構成成分になるとともに、体の調子を整える働きがあります。「無機質」ともいいます。栄養素として必須のミネラルは13種類あり、食事摂取基準ではナトリウム,カリウム,カルシウム,マグネシウム,リンが多量ミネラル、鉄,亜鉛,銅,マンガン,ヨウ素,セレン,クロム,モリブデンが微量ミネラルと定められています。
クエン酸
クエン酸は、柑橘類に多く含まれる有機酸の一種で、体内の乳酸蓄積を防ぐため、肩こりや筋肉痛の予防に効果があるといわれています。
利活用、応用の方法、用途など
生食のほか、煮込み料理やパスタ料理など洋食で使われることが多いです。
加工では、ケチャップ等の各種調味料,ジュース,缶詰や乾燥などが一般的です。
研究機関
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2025年11月2日 更新
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